豪奢な城の一室で目覚めたあなたの前にいたのは、一人の少女。
少女は「コゼット」と名乗り、あなたを「マリー(デフォルト名:名前変更可能)」と呼んだ。
第一世界の魔女、と呼ばれるコゼットは万能に近い力を持つが、「愛」という感情を知らぬことで
当代の族長より愛を知ることを命じられていた。
愛を知るためにコゼットが選んだ手段は、「己の作った人造人間――魔人と、もうすぐ死する運命を持つ人間を
引き合わせ、愛の力で運命が覆る過程を観察する」というものであった。
目覚めたばかりの無垢なマリーに、コゼットは死すべき運命の人間
――各国の王へ接触することを命じたのだった。
――清廉なる心と深き信仰を持つ、心優しきアルヴァンの少年王 シャルル・フランソワ・アルヴァン
――強欲と傲慢、己の力を過信し生きる辣腕のロンロン王 テイナル・ロンロン
――恵まれぬ境遇と、それ跳ね除ける力を持つ、最もセスタンに近きクィヅツの王 ヴァルジャン・クィヅツ
――誰も信じることの出来ぬ、臆病心と高き誇りに苦しむジパングの王子 蛇流
――魔神の加護を持つといわれる、若きセスタンの女帝 エポニーヌ=ビヤンヴニュ=セスタン
マリーは、彼らの運命を救い、そして魔女へ愛を教えることが出来るのか。
「あたしに愛を教えることが叶わなければ。――あなたも彼らとともに死になさい、マリー」
物語は、自分を鍛える「育成パート」と
各王たちと親交を深める「会話パート」の繰り返しで進みます。
マリーのパラメータは選ぶことの出来る行動を広げ、
会話パートで手に入れた「感情」はマリーをより人間に近づけていきます。
幸福な結末を迎えるため、パラメータと感情の両方を高めていきましょう。
好感度が高まると、「ラッシュトークイベント」が発生します。
このイベント中は連続して選択肢が現れ、
途中でセーブすることができません。
また、時間制限があるため、直感で選ぶ必要があります。
相手の心理を見抜き、深層に迫っていきましょう。
最良の形でトークを終えることが出来れば、
特別なスチルが見られることがあります。
コゼットとマリーと、運命を抱えた王たち。
己と彼らが生きるも死ぬも、全てはあなたの選択しだい。
何も知らない少女は、悲しき運命を打ち砕くことが出来るのか――。
■概要
CPU | Pentium 以降 |
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OS | Windows 2000/XP/7 |
制作ツール | 吉里吉里2/KAG3 |
制作 | Malignant Apple |