前作、「めるへん」の世界から早×年――。
主人公は私立翠宮(すいのみや)学園に通う三年生。
なんてことの無い毎日を過ごしていた主人公は、突然目の前に現れた少女にさらわれる。
「見つけた、あたしの新しい玩具――!」
少女はコーディリアと名乗り、更に自分は「偉大なる第一世界の魔女」と名乗った。
少女に連れてこられたのは、見覚えの無い世界。
そして、主人公を取り巻くのは呪いをかけられた5人の青年たち。
「ゲームをしましょう。この【メルト・ヘヴン】での一ヶ月で、
誰かの呪いを解けたらあなたの勝ち。
解けなければ、あたしの勝ち」
楽しげに笑う魔女に、主人公は問います。
「もしも負けたら――?」。
魔女は、楽しげに笑いました。
「決まっているじゃない。――あなたはあたしが飽きるまでの永遠を、あたしと過ごすのよ」
――こうして主人公の、とんでもない一ヶ月が始まったのでした――