「ああ、ああ、幾度もの夜を越えてまいりました。
幾度もの朝を越えてまいりました。
あの日貴女様がお一人で 私を置いて 夜へゆかれたその日から。
どうかもう、追うななどと言ってくださいますな。


どうかどうか イリスライラを貴女様の御傍に。
明けぬ夜とて貴方様に侍れるならば 太陽神の御許より
わたしにとっては光に満つる」


----ルヴァス・スィグナ『第六の帳・生誕』より



番外編、【星巫女】。
星巫女はアルグエッダが継承する異能の力ですが、
イラストは星女神イリスライラそのものをイメージしてます。
ルヴァス・スィグナ内でやっと愛しいフィオレットを見つけたその瞬間。


星女神イリスライラは、アルグエッダが信仰する女神です。
イリスライラは夜の孤独を慰めるべく単身夜に渡った月女神、フィオレットを
追って夜に渡った女神です。
その道中に彼女は何度も傷つき瀕死の目に遭いながらも、フィオレットの元へ参じます。
もともと神力がほとんどないイリスライラのその行動に、フィオレットは深く
感動し感謝し、彼女に自分が操る【言透霊】の力を与えたといいます。
その為、イリスライラも【言透霊】を操る事が出来ます。
フィオレットのそれには及びませんが。


アルグエッダが星女神を信仰するのは、彼女の力とか加護とかではなく、
その生き方が美しいから。
アルグエッダは元々愛しい人に対しては【命を賭した愛】を誓います。
イリスライラは神話内で最もその愛し方を体現している女神ですので、
自然、信仰の対象になった。



アルグエッダに現れる、【言透霊】を使う力を持った人間の事を【星巫女】と呼びます。
今までの【星巫女】は全員女性で、また真っ青な瞳を有しています。