人は哀れな人間は
僕を残酷なる運命の女王と呼ぶけれど
僕は手の中の賽を転がすだけ
賽の目までは、僕も操れないのだよ


----ルヴァス・スィグナ『第十五の暁・賽』より



神に愛されし人間・『賽持つ姫君』。
運命の女神・クィラタが寵愛する人間の呼び名です。



その力は【運命神の賽転】(さいころ)。
他の『神に愛されし人間』達とこの『賽持つ姫君』は一線を画します。
そもそも運命の女神・クィラタは運命の管理を行うためにリディアが
異界より召喚した、『異界の女神』。
ゆえに他の神々とは力の与え方も異なります。



賽持つ姫君は、魂別れを持ちません。そのため、生まれたその瞬間から
完全なる『神に愛されし人間』です。
賽持つ姫君は、誕生の際その手に透明な『珠』を握り締めて生まれます。
その『珠』こそが【運命神の賽転】。『神に愛されし人間』の中で唯一
物質的な証を持つのも賽持つ姫君だけです。
賽持つ姫君が力を行使できるのは、人生において三回だけです。
その珠を掲げ祈りを捧げることで、賽持つ姫君は大きな運命を変えることができます。
ただし、どう運命が転がるのかは彼女自身にもわかりません。
賽を転がすことはできても、その結果を決めることは彼女にはできません。
今まで【賽持つ姫君】が現れたのは二回ですが、
一人目の時には二つの国が滅びて一つの国が興りました。
二人目の時には一つの国が大いなる発展を遂げ、一つの国が都市となり、ひとりの姫君を
めぐり行われていた戦争が、その姫君の死という形で終わりを告げました。
三回の祈りがすむと、珠は砕けて賽持つ姫君はただの人間に戻ります。



運命の女神・クィラタ神格は高め、
賽持つ姫君の、神に愛されし人間としての格は評価が別れます。